1999年6月24日 大井競馬場
サラ5歳以上 ダート2000m


第22回帝王賞GI


 なかなか更新できず、レース当日からとうとう2週間も過ぎてしまった(苦)。もう明日はジャパンダートダービーだ。

 レース前、鈴木淑子さんや、フェデリコ天塩さんらといろんな話に花を咲かせていたら、いつのまにか本馬場入場の時間になってしまった。
 実のところ、シアンモア記念をあんなに太め残りでレースをして、それだけしかレースを使わずに帝王賞は難しいんじゃないか、と思ってた。が、しかし、本馬場に入る直前、間近でメイセイオペラを見て、びっくり。もう完璧な馬体。「ああ、どうもスイマセン、わたしの考えが間違ってました」と、その場に土下座して、心からお詫びを申し上げたいような、そんな気が・・・(いや、ホントに)。輸送してマイナス11キロとは、恐れ入りました。そこまで輸送にも適応して、馬体を作れたとは。

 レースも、まったく恐れ入る以外の何物でもなかった。
 直線半ばまでじっと我慢。相手の脚を測っての追い出し。圧勝。まいりました。
 フェブラリーステークスのときは大騒ぎだったけれども、今度はわりと落ち着いた、当然といった感じのGI勝利だったかな。

 「今日は凄い手ごたえで、4コーナー回るときには、余裕があったので、勝てるなと思いました。ファンの方の声援がすごくて、うれしいですね。4馬身差は自分が思っていた以上に楽勝でした。今日は早めに行こうと思って、3番手はちょうどいい位置で、前を見ながら行けたんで余裕がありました。4コーナーをまわって、手ごたえがよかったんで、直線の中ぐらいまで追わずに、何が来るのかなと思っていたんですけど。去年から全国に出て行くようになって、勝てなかったレースがいくつかあるので、それを勝ちたいと思います」(菅原勲)

 「レース前は、いつもどおり、落ち着いて堂々としていました。前の馬に離されないようについていければと思っていました。ほんとにすばらしい馬に成長してくれましたね。芝路線は考えないで、ダート路線で行こうと思います」(佐々木修一師)

 インタビューの最後のほうで、「今後は」とか「海外は」とかいう質問に、騎手も調教師もハンで押したように、「みんなと相談して…」と、とっても優等生的というか、無難な答えをしていたのが、ちょっとおかしかった。さすがにフェブラリーステークスのときに懲りたんでしょうな。マスコミにいろいろ勝手に解釈されてしまうことに。


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