1999年5月31日 大井競馬場
サラ5歳以上 ダート2600m


第44回大井記念


 2600メートルのレース。東京大賞典が2000メートルになっちゃったし、もちろん全日本アラブ大賞典もない。福山大賞典とともに、日本のダートではいちばん長いレース。ほかにも2600のレースってあったっけ? 今は、たぶんないと思うんだけど・・・(と思ったら、高崎大賞典があったか)。

 予想どおり、ゴールドヘッドが気合をつけて逃げ、2番手に張田に乗り替ったアローセプテンバー。例によってミナミノジャック石崎は最後方から。
 態勢が決まったところでペースが落ち、極端なスロー。ミナミノジャックが向正面でまくったものの、スローペースだったから、3コーナーでペースを上げたゴールドヘッドとアローセプテンバーにはぜんぜん追いつかなかった。結局前の有力2頭が行ったまま。ゴールドヘッドは直線で差を広げ、2600メートルでも余裕の5馬身差圧勝だった。
 アローセプテンバーもそのまま2着にねばって、好位を追走していたラシアンスキーが3着。スローで完全に展開が向かなかったミナミノジャックは、ようやく4着まできた。

 ゴールドヘッドの勝ちタイム2分50秒0は、去年のカワノスパートと同じ。過去10年でもっとも遅いタイム。途中14秒5なんていうラップがあったりして、5馬身差で圧勝したとはいえ、さてどんなもんだか・・・。

 「折り合いのつく馬なので、距離の心配はしていませんでした。予想どおりの展開で、上がりの競馬になれば強いですよ。次は帝王賞です」(蛯名師)

 おっとびっくり。マイルグランプリを勝ったときには、大井記念を使って、その後は休養。目標は東京大賞典だと言ってたのに。


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