第10回群馬記念ＧIII

　すべてが勝ったスノーエンデバーに有利に回った感じ。
　ハイペースを中団で追走できたこと、前日の雨で馬場が締まったこと、４コーナーで最内をまわったことなど…。
　「向正面で行きっぷりがよすぎたんで、３コーナー手前で息入れてやってね。これまで戦ってきた相手が強かったんで、かなり揉まれてきてるから、馬体ができてれば、まあなんとかなるかなとは思っていました。今日は馬のほうも落ち着いてたんでイケるんじゃないかなと。ダートは心配はしてたんですけどね、実際走ってみたらだいじょぶでした。まあ、今日の状態だったら芝で走ってもイイ結果が出てたと思うんですけどね。ダートでもこういう強い勝ち方してくれれば、これからもいいとこ使っていけると思うんで。距離はマイルくらいがいいかなとは思ってたんですけどね、期待どおりでした」（佐藤哲三）

　ほとんど勝ってたレースだったのに、そういうわけでビーマイナカヤマには残念なレースだった。めずらしく、ものすごく悔しがってたのが鹿戸雄一。

　テセウスフリーゼは、暴走ぎみのコラソン、エムジーシューマを追いすぎたか。直線半ばで力尽きた。
　「ちょっと早く追いかけすぎちゃったかな。ペースも速かったし、調子はよかったんだけれどね」（的場均）
　ま、黒船賞は完勝だったけれども、いつでもどこでも確実に勝てるってタイプの馬ではないしね。
　ヒカリルーファスとかに負けてるわけだし。もうあれから３年か。

　エビスヤマトは、直線外から追い込んでがんばった。３着。