1999年5月4日 名古屋競馬場
サラ5歳以上 ダート1400m


第1回かきつばた記念GIII


 すごい雨。こんな雨の中で競馬を見るのはめずらしいなあ。でもまあわたし的には屋根の下で見てるんだから、そんなにたいへんじゃないけど。カメラマンの方々はほんとにご苦労様です。

 ほとんど地元みたいなもんで、エフワンライデンがぐりぐりの人気になっていたけれども、さて、半年以上休んでて、復帰後は下級条件でしかレースしてなくて、ようやく地元だけの重賞を勝った馬が、いくら素質はあるとはいっても、いきなり交流重賞のペースではちょっと無理だろうと思っていたら、やっぱり直線でガス欠になった。4着。
 水の浮く馬場で、完全に前残りの馬場だったんだけれども、マコトライデンのダッシュがつかず、後ろからになったのは誤算だったな。向正面で無理に行ったら、やっぱり直線は沈んでしまった。

 で、メイショウモトナリが絶好のスタート。競馬場との相性もいいし、不良馬場も関係ないし、すべてがうまく回った感じ。
 高知(黒船賞)は出遅れがすべてだったらしいから(安田師談)、このくらい走ってもぜんぜん不思議ではない。

 「名古屋は相性がいいみたいね。しまいが甘い馬だからどうなるかわからなかったけど、4コーナーで行けるかなとは思いました。不良馬場も気にならなかったです。今日は馬がよく走ってくれました。ほんとに強かったです。この馬は、ちょっとつかみきれないところがあるんでね、今日ぐらい走ってくれたら、これからも、もっと楽しめると思うんですけど」(安田康彦)

 マチカネワラウカドが案外だった。やっぱり長いほうがいいだろうって言う人もいるけど、わたし的にはこのくらいの距離でもいいんじゃないかと思ってるから、今回は期待外れ。

 しかし、いくら前残りだからって、サントスが残るこたぁねーだろうに。検量室前に馬が戻ってきたとき、厩務員さんは飛び上がって喜んでいたものな。


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