1999年4月25日 足利競馬場


ドージマファイター、日本新記録27連勝達成!


 しかし、レース前からすんごい盛り上がり。27連勝のスタンプがあったり、270枚限定の記念のブロマイド(といっていた)とか作っちゃうし。生ビールは270円だし、同じく270円の赤飯は売り切れちゃうし。
 これで負けちゃったらたいへんだよなあ、と誰もが思ったはず。
 それにしても、足利には何度も来てるけど、こんなたくさんのお客さんは、はじめて見た。最終的に2,378人。重賞のある日曜日でもせいぜい1,500人くらいだもの。

 不良馬場だし逃げたい高橋和宏ドージマファイターに、執拗に早川順一アサヒジーンズが絡んで、2頭が後続を引き離した。同じ足利所属なのに。
 最後の直線で、ハッコウマーチみたいに「あああああぁぁぁぁぁ・・・・・」ということにならないかとちょっと心配になる。
 それでも1周目の直線に入ると、早川がちょっと押さえてくれて、ドージマファイターが単独先頭でペースが落ち着いた。
 最後の直線。やはりというかドージマファイターの手応えが怪しい感じ。後続が一気に押し寄せ、こりゃダメかもと思ったけれども、なんとかクビだけ持ちこたえた。
 ちょっと控え目にガッツポーズした高橋和宏はホッとしただろうけれども、追い込んで差しきろうかという勢いの騎手にとっては、いかばかりの心境だったか・・・。

 「テンだけちょっと速かったですけどね。道中1頭だけになると、あんまりよくないんですよ。あんまりハミがかからない馬なんで。落鉄したのはスタートだと思うんですよ。こういう滑る馬場だとよくあるんですよね」(高橋和宏)

 ドージマファイターは、右前脚が落鉄していたけれども、とりあえず大事には至らず。

 同じ距離のメインレース、アラブ系A級の特別は、ドージマファイターより2.2秒も速いタイムのレコードでイセイチフブキ(←写真)が楽勝した。


カクチ探偵トップページへ