1999年4月11日 新潟競馬場
サラ4歳 ダート1,600メートル


第17回新潟皐月賞


 統一地方選挙だってか。都知事選ならまだおもしろいんだけれど、埼玉県の県議選なんかなにがなんだかよくわからん。
 ちゃんと投票してから新潟に行こうと思って、ちょっと早起き。なんだかよくわからない選挙の上に、けっこうな雨なので、投票に行くのやめようかなと…。思ったけれども、行かないのもなんなので投票に行った。
 ちょうどそのときだけ土砂降りで、履いたばかりの靴下がズブズブ。まいった。

 新潟は気持ちよく晴れていた。場内のテレビで見る雨の中山競馬場とは対照的で、なんだか得した気分。傘を持ってきてしまったのが恥ずかしいくらい。

 南関東はホッカイドウからの移籍組に重賞をすべて持っていかれ、東海地区も近年まれに見る低調の4歳世代。ここはやっぱり、どのくらい強いんだかよくわからない3歳チャンピオン、ハイテンションパルにがんばってもらわねば。
 しかし、4月3日にシーズンが開幕して、1週間ほどで重賞ってのはどうなってるんだろうかね。中津の九州産馬限定レースや中央を使っていたスーパーハイテンと、他地区からの移籍マイタケスター以外の10頭は、開幕日の4歳A級特別の再戦。
 ずっと使われてる、そのマイタケスターの馬体だけピカピカで、それ以外はどれもぜんぜん仕上がってない感じ。ハイテンションパルもご多分に漏れず。

 中団7番手で内に包まれて進んだハイテンションパル。だいじょぶか?と思って見ていると、それでも3コーナー手前ではうまく外に出して、馬なりで3番手まで進出。ああ、勝ったなと思った。
 大事に外を回ったなと思ったら、4コーナーで大きく外に膨れた。少なくとも2馬身のロス。ちょっとヤバイか?とも思ったけど、結局は1馬身の差でも楽勝だった。単勝は140円。
 2着には前走の特別と同じくシャープレディーが来て、その前走3着だった馬は出てなかったので、4着だったアイレムエナジーが3着に繰り上がったという、なんともわかりやすいレース。馬連単が250円だもの。
 都知事選も、なんかわかりやすい結果だったな。

 「思ったよりペースが速くなかったんで、直線は差し切れる勢いでした。まあ、抜け出してからちょっと、馬が若いところがあるんでね、なかなか突き抜けないんですよ」(長谷川太行)
 「まだ馬を調教でいじめてないからね、レースに勝つっていうか、先頭へ出てから遊ぶっていうか、それは乗り役がよくわかってるんじゃないですか。だから、まだまだ強くなる可能性はあります。今後の予定は、新潟ダービーを使って、できれば大井のGIに、これは馬主さんの要望でもありますんで、行ければいいなと」(堀川師)

 ジャパンダートダービーと日程が近いから、上山の東北優駿は使わない予定らしいのだけれど、ハイテンションパルの出ない東北優駿は、なんか見に行かなくてもいいかなぁ・・・。


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