1999年3月22日 高知競馬場
サラ5歳以上 ダート1400m


第2回黒船賞GIII


 当日は晴れて風もやや強かったけれども、前日までの雨で水の浮く馬場。メインレースのころには水たまりはなくなったものの、それでも馬場は不良。
 本馬場入場後、笠松ランフォータックスが故障で除外された。

 ペースをつくったレディステラは3コーナーではやくも後退。3番手を追走したテセウスフリーゼが直線、完璧に力強く抜け出した。
 メイショウタイカン、ブリッジテイオー、メイショウモトナリ3頭の激しい2着争いは、先に抜け出したメイショウタイカンをゴール寸前でメイショウモトナリが差し切った。
 昨年の覇者リバーセキトバを別とすれば、ダートグレードの勝ち馬2頭の決着は、実力どおりのきわめて順当な結果。メイショウタイカンとメイショウモトナリの間に入ったブリッジテイオーは挟まれてやや不利があったか。
 去年いろいろなところに遠征して盛り上がったカイヨウジパングは、年明けから不振で補欠からの繰り上がり出走。パドックや本馬場入場でイレ込んで、なんか元気に遠征してたころと馬の印象が違う。それでもなんとか6着まできたけれど、地元勢3頭に先着されたから、やっぱり現時点はこんなものなのか。数回の遠征のあと、あまり間隔の開かない新春杯まで、ちょっと使いすぎの感じ。休ませたほうがいいのかも。

1テセウスフリーゼ(JRA)的場均R1.26.0
2メイショウモトナリ(JRA)安田康彦
3メイショウタイカン(高知)中西達也アタマ
4ブリッジテイオー(高知)中越豊光
5リバーセキトバ(高知)北野真弘2 1/2
6カイヨウジパング(高知)明神繁正
7オースミレパード(高知)鷹野宏史1 1/2
8ミスタートウジン(JRA)村本善之1 1/2
9アイディアルクイン(大井)藤村和生
10レディステラ(JRA)熊沢重文
11トウショウライデン(高知)西川敏弘クビ
ランフォータックス(笠松)安藤勝己除外

単 180複 110、120、630枠複 210馬複 260枠単 320

 「強い内容で、強い競馬をしてくれました。放牧から帰ってどんどん力をつけてくれたからね」(的場)

 直線挟まれて不利があったブリッジテイオー中越豊光はとっても悔しそう。
 「直線で挟まれてね。まあレースだからしょうがいないけど。あれがなければ2着は・・・」(中越)


カクチ探偵トップページへ