1999年3月17日 船橋競馬場
サラ5歳以上 ダート2400m


第44回ダイオライト記念GII


 スタート後6番手につけたアブクマポーロ。1周めの直線で徐々に位置取りを上げるとお客さんからはパラパラと拍手。2コーナーで掛かりぎみに先頭に並びかけたけど、ここで抑えて再び3番手。やや石崎と折り合ってないようで、今までにはあんまり見たことないレースぶりかもしれない。
 それでも最後の直線では、ややスローで逃げていたマイターンを捉えて、いつものように一瞬で突き放すというわけではなかったものの、確実に3/4馬身だけ前に出た。
 実際にレースを見てたときは、差し返されるかと思ってハラハラしたけれども、VTRで見たら抜け出すときだけちょっと気合を入れただけで、やっぱり楽勝のアブクマポーロであった。

 ゴール前は競り合いになったぶん、歓声が上がった。

1アブクマポーロ(船橋)石崎隆之2.32.01人気
2マイターン(JRA)河内洋3/43
3マチカネワラウカド(JRA)高橋亮2
4ノーザンウェー(JRA)横山典弘1 1/25
5ケープリズバーン(JRA)熊沢重文4
6テツノセンゴクオー(大井)鷹見浩6
7シービーダイコク(船橋)佐藤祐樹7
8ドラゴンボブ(浦和)金原学8

単 100複 100、120、120枠複 310枠単 360

 「ちょっと外に出すと折り合いがね。(ゴール前で並んで競ったのは)今日は前半掛かっていつもの競馬と違ったから。スローだったしね。勝てるのはわかってたから」(石崎)
 という、いつものとおり淡々とした余裕のコメント。

 「もう8歳だからね。年を考えて最後はあんまり追わなかったんじゃないのかな。見てるほうはもう少し離してくれたほうが安心して見てられるんだけど(笑)。8歳だから無理はしないで、使うレースを考えながらね」(出川師)
 もうだいたいローテーションもわかってるから、いまさら聞くこともないんだけど、いつもいつも丁寧にいろいろ話してくれて恐縮してしまいます。はい。
 予定どおり、マイルグランプリから帝王賞だけれども、調子を見ながらレースを選ぶと。

 ま、どんなレースを使おうとも、楽しみにしてるのは、これからお互いに無敗のまま、メイセイオペラとの帝王賞での対決でしょうな。


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