1999年2月7日 帯広競馬場
5歳以上オープン


第31回ばんえい記念


やっぱ、ばんえい記念   シマヅショウリキ   そういう器じゃないんだよ、きっと…
やっぱ、ばんえい記念

 ばんえい記念は、2年ぶり2回目。去年は最終開催だったチャンピオンカップに行った。
 今回は、なんつってもばんえい記念4勝、歴代最高賞金がかかってるかんね。フクイチに。見るならこのレースしかなかったでしょ。

 午前中は晴れてたけれども、午後になってやや雪がちらつきはじめた。それでもばんえい記念までにはやんで、水分量は2.4%。
 フクイチ(いちばん向こうの芦毛)が第2障害に最初に到達して、続いてシマヅショウリキ(4番)、エビスホウザン(5番)がほぼ同時に到達。

 シマヅショウリキがまず第2障害をクリアして、フクイチが続くかと思いきや、思いのほか苦戦。シマヅショウリキがただ1頭、ゴールに向かって「うしろからはなんにもこない」状態。
 フクイチがようやく第2障害をクリアして追い上げたものの、その差はあまりに大きく、ゴールでは7.4秒も差をつけられていた。

1シマヅショウリキ藤野俊一3.59.22人気
2フクイチ金山明彦4.16.61
3サロマオーカン尾ヶ瀬馨4.31.65
4コブラテンリュウ鈴木勝堤4.33.83
5シルバーファースト細川弘則4.42.57
6アトミックドラゴン千葉均5.04.04
7エビスホウザン岩本利春5.22.06
8ヒカルセンリュウ坂本東一6.39.28
グレイトタイショウ皆川公二失格9

グレイトタイショウ号は基準タイム超過のため失格

単 560複 120、110、170枠複 270

 「これで最後だし、記録がかかってたしね。でも、あれだけ離されちゃったら、ダメだわ」(金山)

 引退レースで大記録を達成できなかったのは残念だけれども、それにしても、この1トンのレースだけは、他のとぜんぜん迫力が違う。
 どのくらいスゴイのかっていうと、書いてもきっと表現できないし、きっとビデオとかで見たのでもわからないと思う。見たことない人は、ぜひ来年、現場まで見に来てくださいな。


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