1999年2月3日 川崎競馬場
サラ5歳以上 ダート2100m


第48回川崎記念GI


 今回の川崎記念は、アブクマポーロが無難に勝ってくれれば翌週のNARグランプリの表彰式が、さらに盛り上がるでしょうという程度のレース。もちろん個人的な感覚だけど。
 アブクマポーロには申し訳ないが、まだまだフェブラリーSの余韻を引きずったまま。だってそれが人情ってもんでしょ(なんじゃソレ?)。

 ということでいちばん楽しみにしてたのが、出川先生にフェブラリーSの感想を聞くことなのだった。
 「あっ、ちゃんと見てましたよ。なんか、うれしくなっちゃいましたよね。おめでとうの電報打っちゃいましたよ。マイルならやっぱり強いですよね。(もしポーロが出ていたら)負けただろうとも言えないし、勝っただろうとも言えないし。マイルにはちょっと不安があるからこっち(川崎記念)を使ったわけですから」(出川師)
 「うれしくなっちゃいました」のコメントは、ホンモノ。ものすごくイイ顔してたなぁ。

 今日はテレビ東京・土曜競馬中継が出川先生の密着取材。わたしが話を聞いてるときも、横には司会の結城未来嬢がぴったり。
 「今日はわたし、先生の小判ザメ状態なんですぅ」(結城嬢)

 レースは、やっぱりアブクマポーロの圧勝。
 ややうしろの9番手を追走。3〜4コーナーで完全に内につつまれて、だいじょぶなのか?と(たぶんほとんどの人が)思ったけど、4コーナーを回った瞬間、脚色の違いは他馬とは歴然。コーナーでつつまれても、直線でバラけるの見越した、石崎の完璧な騎乗。
 混戦の2着争いは、中団を追走し内から抜け出たキョウトシチー。3着はよくがんばった名古屋のゴールドプルーフで、期待のナリタホマレは4着、ナナヨーウォリアーは7着。

 結果。ダート路線の5歳馬は意外なほどレベルが低く、キョウトシチーが相変わらず自分の力を出して堅実に走った、という感じでしょうかね。

1アブクマポーロ(船橋)石崎隆之2.16.61人気
2キョウトシチー(JRA)松永幹夫2 1/25
3ゴールドプルーフ(名古屋)丸野勝虎6
4ナリタホマレ(JRA)蛯名正義3/42
5パリスナポレオン(JRA)武豊1/24
6セントリック(大井)宮浦正行9
7ナナヨーウォリアー(JRA)熊澤重文3
8テツノセンゴクオー(大井)鷹見浩11
9グランプリクン(浦和)見澤譲治7
10ウインドフィールズ(JRA)田中剛8
11マイネルガーベ(川崎)河津裕昭12
12コクサイスピード(川崎)森下博10

単 110複 100、220、350枠複 750馬複 800枠単 830馬単 810

 もう今さら聞くこともないんだけど、いちおうコメントなどを。
 「プラス2キロでしたけど、中間よくやってましたから。大賞典のときよりイイと思いました。ものすごく丈夫な馬で、ほんとにスゴイですよね。今年も、ダイオライト記念(船橋)→マイルグランプリ(大井)→帝王賞(大井)というパターンです。その間に使えるレースがあったら使うかもしれないですけど。メイセイとやるまでは負けないでいたいですよね。帝王賞だけじゃ申し訳ないから、南部杯も(笑)。ドバイには、行きたかったし、行きたくなかったし、ポーロが2頭いればいいんですがね(笑)」(出川師)

反転勝負服どうしのツーショット。アブクマポーロが6枠だったら完璧だったんだけど・・・。
うしろはもちろん武豊パリスナポレオン。


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