1999年1月13日 浦和競馬場
サラ4歳 ダート1600m


第42回ニューイヤーカップ


寒さに耐える冬の浦和競馬   アスキットマジック…ですか   口内出血
寒さに耐える冬の浦和競馬

 寒い浦和競馬が戻ってきた。
 行ったことがある人なら経験してると思うけど、スタンドが北向きの、この時期の浦和競馬場はとてつもなく寒い。みんな覚悟して行くのだけれども、先月の浦和記念はけっこう暖かくて拍子抜け(というか、予想ほどは寒くなかっただけ)。当日、「今回はものすごく暖かいですね」というのが挨拶だった。そう、前回キョウトシチーが勝った浦和記念のときは、北風ぴーぷーで、とてつもなく寒かった。
 そんなこんながあって、「冬の寒い浦和」イコール「浦和記念」という意識ができちゃってる。年明け一発目の重賞ニューイヤーカップも、毎年おそらく寒いはずなんだけど、あんまりその記憶はない。というのは、やっぱり年が明けてみんなが希望に満ちていて、今年こそは馬券で儲けるぞと、少なくとも心の中は暖かいからだろうか。ま、そういうことにしておこう。

 去年のニューイヤーカップは、やっぱりぜんぜん寒かった記憶がないなぁ。あたりまえだ。大雪で中止になって、ずっと家にいたんだから。
 そういえば、去年は成人式の日だった。大雪の中、晴れ着で苦労しているかわいそうな若者たちをニュースでさんざん見た記憶が蘇ってきた。

 わたし的には「成人式」イコール「仙台」という連想なんだな、これが。
 実際の成人式の2年後だったか。仕事で仙台にいた。当然、仙台という土地柄、競馬の仕事ではないし、そもそも当時は競馬にまったく興味を持ってなかった。
 仕事だったくせに、山形蔵王にスキーなんかに行っちゃって、仙台泊。
 例によって夜の街に繰り出した。が、成人式のその夜は、街は着飾ったバカ者、いや若者で溢れかえり、飲み屋はどこも満員。5件だか6件だか回ってようやく入れたのだけれども、当然バカ者、いや若者たちの馬鹿騒ぎに腹が立ったという記憶しかない。
 関係ないけど、当時、仙台に「ワンショットバー」という店名のボロいワンショットバーがあったのだけれども、きっと今はもうないんだろうなぁ。

 実際の成人式は何をしていたかというと、実家にいて、しかも暇だったにもかかわらず、式には出席してない。
 そもそも「〜〜式」といかいう形式ばったものが大嫌いな性格の上に、中学校時代の同級生に会うという以外、ほとんどまったく意味のない成人式なんかに、とてつもなく行きたくなかったから。
 で、その成人式の日には何をしてたかというと、大学の友達とジャッキーチェンかなんかの映画を見に行ってた。待ち合わせをしてたとある駅で、晴れ着の娘さんの行動の一部始終を8ミリビデオで撮ってるお父様がいたりなんかして、「ああ、幸せでよかったね」なんて卑屈に思ってみたりなんかしたもんだ。
 関係ないけど、大学の卒業式も無理矢理仕事の予定を作ったりなんかして出席してない。卒業証書は5月くらいになって大学にもらいに行ったっけ。

 今日のニュースで聞いたんだけれども、どこだかの自治体で最近の成人式は出席者があまりにも少ないから、出席者には5万円を出すことにしたんだか、これからするんだかという。
 そんなんで若者に集まってもらって満足するんですかね、自治体のお偉い方々は。本末転倒というか、まったくアホらしくて言葉がない。

 なんて、余計なことばっかり考えてレースを見てたから、テーケーレディーは負けちゃったのだよ。


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