小倉大賞典は波乱必至か?
別に言われなくたって、いかにも荒れそうなレースじゃないか、との声も聞こえてきそうだが、ともかく今週は土曜の小倉大賞典から、本コラムで最近続いている「予想していたらちょっと気になった」シリーズ(?)をいってみたい。さて、この小倉大賞典でなにが気になったかといえば。前走着順別の成績。さっそく、さらっと列挙してみると(成績後の数字は連対率)
・前走1着【2.3.0.19】20.8%
・前走2着【1.3.1.2】57.1%
・前走3着【0.0.1.6】0.0%
・前走4着【0.0.2.8】0.0%
・前走5着【0.0.0.9】0.0%
・6〜9着【3.2.4.38】10.6%
・10着〜【4.2.2.43】11.8%
前走2着馬すげぇ〜。今年は唯一の前走2着馬・ブロードストリートの3連複軸で決まりでしょ、という話ではなく(いや、それもあるかもしれない)。気になったのは前走3〜5着が計【0.0.3.23】で連対ナシ、というところだ。厳密には……、いや、逆に厳密に見なければ、というのが正解かもしれないが、06年の2着エイシンドーバーは前走京都金杯4位入線12着降着なので、前走3〜5位「入線」であれば連対馬は出ている。ただ、それでも1連対というのは、やっぱり少ないなあ、という印象になる。
そこで、過去10年の平地重賞をざっと調べてみた。結果、前走3〜5着馬の連対がないレースというのは、10年きっちりやっている重賞の中では、どうやらこの小倉大賞典と、札幌2歳S、そして小倉2歳Sのみ(間違っていたらゴメンナサイ)。2歳や3歳の重賞はどうしても前走好走馬がそのまま連続好走するケースが多かったり、そもそも2歳の早い時期にはオープンを使っていなければ新馬・未勝利勝ちの馬しかいなかったりするため、両2歳Sがこれに該当するのもわからないでもない。しかし、こんな古馬重賞でこの成績というのは、明らかに異質である。
今週行われる他の2重賞を見ても、きさらぎ賞の前走3〜5着馬は【3.3.1.21】。そして東京新聞杯は【3.2.2.25】である。また、今年行われた古馬重賞で、前走3〜5着馬が馬券に絡まなかったのは中山金杯1レースのみ。そもそも前走3〜5着というと、断然人気にはならないながらも好走確率もそれなりにある、というレースだったり馬だったりが多いもの。結構、手を出しがちなゾーンでもある。そんな前走3〜5着馬が過去10年連対していない小倉大賞典。加えて前走6着以下が【7.4.6.81】と、好走馬の過半数を占めているのだから「いかにも荒れそうなレース」だ。
さらに。今年の出走馬を競馬週刊誌で見てみると、印がたくさんついているのは中山金杯の3〜5着、コスモファントムにエーシンジーライン、エクスペディションといったあたり。ほかに、中日新聞杯5着のマイネルスターリーあたりもその次位グループの一角を占めそうな印象だ。そして、過去10年の前走レース別成績で、この中山金杯組と中日新聞杯組を足すと【2.1.4.25】。……、いや、中山金杯だけを見れば【2.1.4.15】なのでさほど悪くはないのだが、それでも「連対まではできませんでした」という結果もありそうな3着4回、ではある。他のメンバーをみると、前走1着馬は不在で、2着馬は前述のブロードストリートのみ。そして連対のない前走3〜5着馬が上位人気で、あとは6着以下。もう波乱前提で「人気薄の馬連ボックスでいいんじゃないか」という気になってくるが、さて、どうだろう。その通りの結果になったとしても、先週のようにダノンカモンはとりあえずヒモ候補までにしておいて、と考えていても馬券が当たるとはかぎらないのがまた厄介ではある。