市丸博司のPC競馬ニュース ASADA
 第27回 2005.12.09

トイレの中で競馬中継が見たい!?

 まずは前回の訂正から。外出先で競馬中継を見たければ、WINSや家電店に駆け込むか、街頭テレビのG1中継などに頼るしかない、ということを書いたが、もうひとつ手段があったのを見落としていたのでここで紹介したい。それは、モバイル放送株式会社が運営する「モバHO!」というサービスだ。小難しい言い方をすれば「移動体向け衛星デジタル放送」。 「放送局を持ち歩こう!」というキャッチフレーズ通り、携帯型の受信端末で衛星放送を受信できるというもので、このモバHO!でグリーンチャンネルが配信されているのだ。最初に広告を見たときは「スカパー!の電波をどうやって受信するんだ?」と思ったが、実際はスカパー!を受信するのではなく、モバHO!用の電波を受信するというものだ。
 グリーンチャンネルのモバHO!における配信は土日のEASTのみなので、前回紹介した「ロケーションフリーTV」のようにWESTの中継を見たり、平日の番組を見ることはできない。ただ逆に、ロケーションフリーTVのように受信時に公衆無線LANなどインターネット接続環境がなかったり、自宅のインターネット回線がブロードバンドに対応していない、上りが遅いといった場合でも利用できるのがメリットだ。ほかにも、マンションの都合でCATVが引けない上に南西方向にアンテナが立てらず、しかもブロードバンドでもないので以前紹介した「4th media」も利用できない、といったパソコン競馬を楽しむに厳しい環境でも、家庭用アンテナを設置するなどすれば自宅で視聴できる。視聴方法、受信端末や料金などの詳細はモバHO!のサイトや、グリーンチャンネルのモバHO!紹介ページをご覧頂きたい。

 さて、今回もロケーションフリーTVの話の続きである。前回は「外出先でグリーンチャンネルが見られる」という話に終始したが、このロケーションフリーTVのベースステーション(LF-PK1)は無線LANアクセスポイントの機能を内蔵しているので、電波の届く範囲内なら家庭内のどこでもノートPCやプレイステーション・ポータブル(以下「PSP」)でテレビが見られるというのも大きな売りだ。スカパー!やCATVに加入はしている。グリーンチャンネルも契約した。しかし、チューナーが繋がったテレビとパソコンが別の部屋にあり、そのままではパソコン競馬が楽しめない、というケースはよく耳にする。こういった場合、まず考えられるのはノートパソコンを持ってグリーンチャンネルの見られる部屋へ行く、ということ。無線LANを導入すれば、IPAT投票も問題なく行える。ただ、ノートPCを持っていないとか、普段使っているデスクトップパソコンを競馬の間も使いたい、という場合には困る。チューナーから長々と映像/音声ケーブルを引き、自室のテレビやパソコンのテレビチューナーカードの外部入力に繋ぐ、という方法はあるにはあるが、あまり見栄えのいいものではない。しかし、ロケーションフリーTVを利用すれば、無線LANを通してテレビ(がわりのパソコンやPSP)の方を自室に持ってきてしまうことができるのだ。いわば「家庭内テレビとネットの融合」である。
 前回も触れた通り、外出先でグリーンチャンネルなどを見る場合は、ベースステーションにLANケーブルを接続し、インターネットと繋がねばならない。しかし家庭内だけの利用に限るならインターネットは関係ないので、LANケーブルを挿す必要もない。ベースステーションとスカパー!やCATVのチューナーさえ接続すれば、家のどこからでもPSPやノートパソコンで競馬中継が見られるのだ。長く競馬をやっていると、重賞の発走直前にトイレに行きたくなったことも1度や2度ではないが、そんなときでもPSPさえ持ってトイレに駆け込めば問題ナシ。また、来客中などで普段見ているチューナーのある部屋のテレビが使えない、といった場合にも他の部屋で見ることが可能だ。こういった緊急事態(?)以外にも、スカパー!やCATVでしか放送のない野球やサッカーの中継を食事の間だけ別の部屋で見る、といったことも可能になる。まだ筆者は購入してから2週間ほどしか経っていないので、まだまだ思いついてない役立つ場面も他にありそうだが、「チューナー1台、見たい場所はあちこち」という状況では大いに役立つに違いない。

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